統合報告書2022
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32当社の製造・物流拠点明石メガDC(兵庫県)2022年7月稼働 サプライチェーンのすべての領域において、高品質な製品を低コストで安定的に供給するための取り組みを進めています。供給計画においては、営業部門と連携した新しいS&OP(Sales and Operations Planning)プロセスを構築し、需要予測精度の向上、シナリオプランニングに基づく意思決定の迅速化、サプライチェーン全体のコストの最適化を進めています。また、製造においても、高品質の維持、多品種・小ロットでの柔軟な製造、海老名工場において最新鋭の製造技術を備えた新ラインの稼働 お客さまおよびお得意さまに製品をお届けするまでの物流ネットワークを効率的でシンプルな構造にすることで生産性向上に取り組んでいます。2021年に埼玉メガDC、2022年に明石メガDCを稼働させ、セールスセンターで保管していた在庫のメガDCヘの集約を図り、製品供給の柔軟性を向上させるとともに、製品在庫の最適配置、拠点の統廃合を進め、効率的、安定的に製品供給できる体制の構築を進めています。この物流ネットワークの再編にあわせ、製品の地産地消の取り組みによる輸送距離の削減、デジタルツールの活用やシステム管理によるトラックや改善活動による生産キャパシティの向上に取り組み、安定供給の維持につなげています。 さらに、DXの取り組みにおいては、タイムリーで正確なデータに基づいた迅速な分析や報告、意思決定に基幹システムを有効活用しています。安全・安心な製品を安定的に、低コストで供給できるシステムやプロセスの構築、自動化の推進に向け、DXのさらなる取り組みを進めていきます。滞留時間の削減など輸送効率の向上にも取り組んでいます。 今後、さらに物流ネットワークの最適化、新たな輸送手段の検討を進め、保有資産の有効活用に加え、パートナー企業との連携など、幅広く物流効率の向上を検討していきます。 また、生産性を向上させるために、サプライチェーン全体で改善活動に取り組んでいます。改善活動を体系的に展開することで、効率化やコスト削減に加え、人財育成においても重要な機会となっています。今後も改善活動をさらに進化させ、継続して取り組んでいきます。事業所一覧の詳細https://www.ccbji.co.jp/corporate/locations/plant.php明石工場(兵庫県)基山工場(佐賀県)鳥栖工場(佐賀県)熊本工場(熊本県)えびの工場(宮崎県)大山工場(鳥取県)広島工場(広島県)小松工場(愛媛県)白州工場(山梨県)埼玉工場(埼玉県)蔵王工場(宮城県)岩槻工場(埼玉県)茨城工場(茨城県)多摩工場(東京都)海老名工場(神奈川県)東海工場(愛知県)京都工場(京都府)海老名工場新ライン2023年4月稼働埼玉メガDC(埼玉県)2021年2月稼働営業部門との連携を図り、お客さまおよびお得意さまの多様なニーズに対応物流ネットワークのシンプル化によりコスト削減を推進17工場2メガDC

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