34スケールメリットおよびコカ・コーラシステムの強みを活かした調達戦略グローバル規模での調達日本における共同調達購入条件の大枠を交渉・決定原材料・資材等の一括購入詳細な仕様・条件の決定原液購入日本コカ・コーラ情報共有・連携原材料・資材等の一括購入北海道コカ・コーラボトリングみちのくコカ・コーラボトリングサービスチャージの北陸コカ・コーラボトリング支払い沖縄コカ・コーラボトリング情報共有・連携※1 クラウドコンピューティングを利用した企業間取引システム※2 Robotic Process Automationの略。コンピューター上で日常的に行われる作業を人の代わりに自動で実施してくれるソフトウェアロボット技術※3 世界規模の調達スケールを活用しコストや品質の最適化を目指すコカ・コーラシステムのグローバル調達組織※4 共通の仕様となる糖類などの原材料、PETボトルなどの資材および自動販売機など、国内のボトラー分の調達をサプライヤーとの交渉も含めて CCBJHにて集中調達を実施する取り組み※5 ムダとムラを排除して業務効率化を図る手法少子高齢化による人材不足や働き方改革への取り組みの一環として、調達領域においてもDXを推進しています。間接材購買のオペレーションツールとして、SAP Ariba※1を導入しているのはその一例であり、調達プロセスの標準化により、業務品質の向上と効率化を推進しています。また、オペレーション業務の効率化のためのRPA※2の活用や、プロセスの統合、再定義、標準化を行うことで、コア業務で私たち調達本部は、ワールドクラスの調達組織を目指し、コカ・コーラシステムのグローバル調達組織であるCEPGや海外ボトラーとベストプラクティスや情報の共有を行い、これまで以上に連携をしていきます。共同調達※4を実施している国内のボトラーとの連携も強化していきます。そして、組織や個人のスキルアップに向けた調達ケイパビリティ向上プログラムの展開や、ある戦略調達へリソースを集中できる体制を構築しています。戦略調達の推進においても、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用することで、膨大な支出データを多角的に分析し、潜在的な調達ニーズやさらなるコスト削減機会の発掘など、調達本部として新たな価値提供の機会の創出に積極的に取り組んでいきます。次世代リーダーの育成に積極的に取り組んでいます。 具体的なケイパビリティ向上の取り組みとしては、リーンシックスシグマ※5を活用したOE(オペレーショナル・エクセレンス)活動を通じて、価値を創造しながら組織の生産性を高める人財の育成に取り組んでいます。また、全社の育成計画と連動させた部門別、職位別の調達スキル向上トレーニングも展開しています。グローバルサプライヤー各社情報共有サプライヤー各社コカ・コーラシステムのグローバル調達組織CEPGCCBJHデジタル技術を活用し、潜在的なニーズの把握に取り組むCross Enterprise Procurement Group(CEPG)*3や海外ボトラーと連携し、グローバルで効率的な調達を目指す
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