統合報告書2022
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●源水の脆弱性評価●源水保護計画策定と実行53Reduce & RecycleReplenish製造に使用した水13,287千㎥前年比+2.3%製品に使用した水4,087千kL前年比+1.9%製品1Lを製造する際に使用した水(WUR : Water Use Ratio)3.25L/L前年差+0.01L/L 水源涵養面積約8,136ha前年差+4.1ha 水源涵養率420%前年比+67%水源保全協定締結全17工場前年比+1工場 製造に使用した水製品に使用した水水源域との水源保全協定締結工 場製造に使用した水:製造工程において洗浄水や冷却水として使用した後に回収・処理を行い、循環利用します。その後、厳正な処理した上で河川へ放流します。製品に使用した水:植林、間伐、水田たん水、草原再生といった水源の保全活動を通じて水源涵養の能力を高め、豊富な地下水を育むことで自然へ還元しています。厳正な水処理をして自然に還す涵養能力を高め地下水を育み自然に還す河 川地下水水源域の自然水使用量の水の再利用削減森林保全、水田たん水、草原再生活動による涵養資源2021年3月、ザ コカ・コーラ カンパニーは2030年に向けた水資源保全戦略のグローバルフレームワークを発表しました。このフレームワークは、地域の水源涵養、より厳格なポリシーの提唱、事業と地域社会における責任ある水の利用などを通じた持続可能な水資源の保全に重点を置いています。当社では、かけがえのない「水」を使用しビジネスを行う企業として「2030年までに水使用量30%削減(2015年比)」および「2025年まで水源涵養率200%維持」の目標を掲げて水資源保全を推進しています。日本のコカ・コーラシステムでは、工場で使用する源水を保護するために日本コカ・コーラが定める源水保護ガイドラインに水に関する主な指標と実績日本のコカ・コーラシステムは、パリ協定ならびに科学的根拠に基づくGHG排出量削減目標に沿って、サプライチェーン全体のGHG排出量削減に取り組んでおり、2050年までにGHG排出沿って定期的に源水の脆弱性を評価し、源水保護計画を策定しています。そして同計画のもと、製造過程における水使用量の削減(Reduce)、製造過程で使用する水の再利用(Recycle)、水源域の水源涵養(Replenish)を軸とした活動を展開しています。また、全17工場の水源域にて水源保全協定を締結し、地域、専門家の方々と協力して水資源保護に努め、2022年の水源涵養率は420%となりました。コカ・コーラシステムの考える水の循環量実質ゼロの達成を目指しています。当社は、中期非財務目標「CSV Goals」として、日本国内のバリューチェーン全体におけるGHG排出量を2015年比で、2030年までにスコープ1、2に「水資源保全戦略のグロ―バルビジョン」の詳細https://www.ccbji.co.jp/csv/environment/?id=tab2水資源保全戦略のグローバルビジョンと工場水源域での水資源保全温室効果ガス(GHG)排出量削減による気候変動の緩和と適応

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