59 CCBJHグループは、利益をともなった成長を実現するためのリスクと機会の管理、社員と資産の保護、危機対応能力の強化、保険によるリスク移転の方法を統合した包括的なビジネスレジリエンスプログラムを導入しています。 当社の取締役会は、リスクマネジメントに対する全体的な責任を負い、事業のリスク選好度を設定します。取締役会は、リスクとそれらに対する戦略的対応および戦略的目標を達成するための経営活動を監視することに深く関与しています。 また、それらを支えるため、リスクマネジメントは、日々の事業活動や企業文化のなかにしっかりと組み込まれています。当社のエンタープライズリスクマネジメント(以下ERM)のPDCAフレームワークは、COSOフレームワーク※1およびISO31000に基づいており、機会の活用およびリスクに基づいた適切な意思ビジネスレジリエンスプログラム ERMプログラムには、事業戦略、目標、原則との整合性を確保するためのさまざまな要素が盛り込まれており、当社の戦略的方向性、倫理、価値観との一体化を推進しています。また、事決定、そして強力なリスクの識別能力、予見可能なリスクへの対応を促進することで、利益をともなった成長を実現するフレームワークを提供します。当社のビジネスレジリエンスプログラムは、リスクマネジメント責任者(HRM)が主導しており、HRMはELT※2のメンバーとして、特定のビジネスリスクに対応するために、部門長および事業全体のリスクオーナーと緊密に連携しています。HRMには、すべての事業の流れを広く見渡し、新たなリスクおよび機会を把握するための幅広い視野を保つことが求められており、定期的な報告を通じ、ELTおよび取締役会へリスク情報を見える化し、提供しています。※1 トレッドウェイ委員会支援組織委員会(COSO)が発行している世界基準の内部業計画サイクルと連動し、当社のリスクプロファイルを更新し、機会を創出しうる要因について内部および外部環境を継続的に監視しています。また、当社が付すべき保険の種類と金額に統制のフレームワーク※2 Executive Leadership Teamの略。 CEOと各本部長を含めたCCBJIグループ全体のマネジメント組織リスクマネジメントフォーラムディープダイブシナリオプランニングリスクの特定、評価、理解年次事業計画/戦略事業計画コカ・コーラシステム内での比較・検証スマートなリスク判断、ベストプラクティスの共有スマートリスクのビジネスへの統合ELTのモニタリング取締役会の監督指導・監督リスク インテリジェンス スマートリスクカルチャーリスクガバナンスリスクマネジメントレジリエントなビジネスの創造ERM体制およびERMプログラム
元のページ ../index.html#60