統合報告書2022
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61リスクマネジメントリスク重要度: 高リスクカテゴリー 主要なリスクの定期的な見直しを実施し、リスクにさらされている度合いを確認、発生可能性と影響度の分析を行った上で、リスクに対応するための戦略を評価しています。リスクリストは、最終的に当社に影響を与えうるすべてのリスクを含んでいるわけではありません。なぜなら、当社がまだ把握していないリスクや、現時点では重要でないと評価されていても、最終的に当社の事業や財務状況に影響を与えうるリスクが存在するから為替相場、原材料の不足、製品価格の変動などにより調達コストが上昇するリスク● コストベース増加● 製品供給量の低下● 製品ポートフォリオの制限紛争、インフレ、為替変動など、世界規模の事象によりマクロ経済が大きく変化するリスク● 財務状況の悪化● 消費支出の低減● 消費者支出パターンの変化システム障害やサイバーインシデントにより、事業活動が停止、あるいは情報漏洩が発生するリスク● 消費者・顧客からの信頼喪失● 財務状況の悪化新型コロナウイルス感染症、健康意識の向上や砂糖摂取への懸念の高まりにより、消費者の嗜好が変化するリスク● 消費者基盤の獲得および喪失● 消費者からの信頼獲得および喪失● 当社グループの事業に不利益をおよぼす課税です。事業および戦略の優先順位に照らしてリスクを評価する強固なリスクマネジメントプログラムを活用し、ビジネスルーチンに組み込むことで、当社は事業環境の不確実性に常に注意を払い、機敏に対応できるようにしています。このプログラムにより、当社は新たなリスクや機会を積極的に特定することが可能となり、さらに事業の実行可能性に対する脅威を把握することができます。● デリバティブ取引の利用による、為替および● コカ・コーラシステム内での共同調達実施による、● マクロ経済の変化のより迅速な把握と、● 顧客の事業運営状況の変化のモニタリングと● 社員、消費者、および顧客の安全に重点を置いた● システム障害に備え、被害を軽減するための● 脅威を事前に特定し、サイバー攻撃の● 情報管理に関する法令の遵守● 情報セキュリティに関連する社内規定の制定と● サイバーインシデントに対応する能力を備えた● 製品開発や製品ポートフォリオ拡充に注力● ノーカロリー/低カロリー飲料の強化● パッケージサイズの多様化● 消費者参加型プログラムによる健康的なライフスタイルの推進製品価格の変動リスクの低減より安価な原料調達の実施より正確な需要とトレンド予測能力の向上による戦略・事業リスクの認識力の強化対応策の実施危機対応の強化対応計画(海外にバックアップサイトを設けるなど)を準備シミュレーションテストを実施することで、システムセキュリティを改善・強化社員教育システム社員の育成と維持コモディティ価格マクロ経済サイバーセキュリティとシステム消費者嗜好の変化概要と主な影響対応策報告すべきリスク

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