69 CCBJHグループは、「すべてのお客さまから選ばれるパートナーであり続ける」ことをビジョンとして掲げ、お客さま、お得意さま、株主、地域社会のみなさまおよび社員を含めたすべてのステークホルダーから信頼される誠実な企業であることを目指しています。 私たち法務本部は、このような企業であるための強固な基盤を確立する重要な役割を担う部門として、「コーポレート・ガバナンス」、「倫理・コンプライアンス」、「いわゆる法務」の3つの機能を備え、三位一体となってさまざまな取り組みを推進しています。また、当社は「持続的な成長により、市場で勝つ」ことも、ビジョンのひとつとして掲げております。昨今、私たちは急激な事 当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方である経営の健全性・透明性および効率性の向上、中長期的な企業価値向上と株主価値の増大の実現に向け、取締役会の監査・監督機能を強化し、コーポレート・ガバナンスのいっそうの充実を図るべく、「監査等委員会設置会社」を採用しています。当社の取締役会および監査等委員会は、多様性に富む複数の独立社外取締役を構成メンバーとしており、さまざまな立場や視点、スキルを背景に、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定に努めています。また、社外取締役である監査等委員の持つ取締役会業環境の変化に直面しており、市場で勝ち、成長していくためには、会社が進化し続けることが必要となっています。このような持続的な成長と進化は強固な会社基盤の上にこそ可能であります。さらに法務本部は、持続的な成長により市場で勝つために、ガーディアンとしての機能ばかりではなく、環境変化を見通しながら法務本部の持つクリエーション機能とナビゲーション機能を発揮し、思い切った戦略を実行するための適切なリスクテイクをサポートすることや、積極的にステークホルダーのみなさまとの対話機会を増やしていくことなど、「攻め」のコーポレート・ガバナンスを実現する「攻め」の法務部門でありたいと考えています。における議決権や、株主総会における取締役の指名・報酬などについての意見陳述権などを活用して、経営監督機能の強化も図っています。さらに、執行役員制度を導入し、意思決定および経営監督機能と業務執行機能を分離させるとともに、取締役と執行役員の適切な連携を図ることにより、取締役会が重要度の高い経営課題の審議・意思決定に集中する一方で、執行役員がそれ以外の事項についての経営判断や業務執行を迅速に行うことができる体制を構築しています。コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 執行役員 最高法務責任者 兼 法務本部長宇佐川 智一コーポレート・ガバナンス戦略持続的な成長の礎となる強固な会社基盤の確立と勝つための「攻め」の法務サポートダイバーシティと機能のすみ分けを重視した機関設計により、持続的な成長に向けた議論を活発化信頼される誠実な企業として強固な基盤の構築
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