統合報告書2022
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71 当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、経営の健全性、透明性および効率性を向上させ、中長期的な企業価値向上と株主価値の増大に努めることです。 当社は、ガバナンス体制の一層の強化を目指し、監査等委員会設置会社を採用しています。当社の監査を担う監査等委員会は、複数の独立社外取締役を構成メンバーとしており、この社外取締役である監査等委員が、取締役会における議決権を有していること、ならびに株主総会において取締役の指名・報酬などについての意見を陳述経営陣が出席する主要会議体 会社の重要事項の決定にあたっては、代表権を持つ社長と副社長もしくはそのどちらかと執行役員を含む各本部長が主要会議体で議論を行い、迅速な意思決定につなげています。全社もしくは複数の本部にまたがる主要課題や戦略の方向性について議論しています。加えて、内在する重要なリスクをレビューし、リスクに対するコントロール・軽減策を評価しています。需要と供給の一連の計画および財務情報に基づき、中長期の戦略的なビジネスの意思決定を行い、営業活動と連動したサプライチェーン全体の最適化を図っています。適切な設備投資管理を目的として、設備投資計画の審議やその進捗管理、設備投資案件の審議および承認、設備投資の実行後検証などを行っています。コカ・コーラ ボトラーズジャパンビジネスサービス(株)の主な活動と戦略について、経営陣に定期的に報告する場を設けています。また、IT戦略に基づくIT投資の整合性の評価、グループ全体のIT政策やDX推進に関する評議を行っています。倫理・コンプライアンスに関する啓発・教育活動の実施、相談窓口の運用、その他コンプライアンス上の事案対応、再発防止策の検討・実施など諸活動を推進しています。気候変動を中心とするサスティナビリティー関連のさまざまな課題に関する方針・戦略などについて議論・策定を行っています。する権利を有していることなどにより、経営監督機能がより強化されています。 また、当社は、意思決定および経営監督機能と業務執行機能を分離すべく、執行役員制度を採用しているほか、重要な業務執行の決定の一部を取締役に委任することにより、取締役会において特に重要度の高い事項についての審議をより充実させ、経営陣による経営判断の迅速化を図っています。コーポレート・ガバナンス体制図主要会議体の例コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方ELT※1会議Executive S&OP※2会議資本委員会SPVR※3 Operational会議倫理・コンプライアンス委員会サスティナビリティー委員会選任・解任報告会計監査人監査※1 Executive Leadership Team  ※2 Sales and Operations Planning  ※3 Systems & Processes + Value Realization Steering監査等委員以外の取締役選定・監督・重要な業務執行の委任グループ各社監査・選任/解任にかかわる議案の決定株主総会選任・解任取締役会代表取締役報告内部監査部門執行役員各部門報告連携選任・解任監査等委員である取締役業務執行状況報告監査※複数の独立社外取締役を含む社外取締役(監査等委員)のみで構成報告・意見陳述監督・報告意見交換報告連携監査等委員会※監査コーポレート・ガバナンス(2023年3月28日時点)

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