アニュアルレビュー2021
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■自動倉庫システム■ロボティクスの導入すべく、ビジネスの抜本的な変革を進めています。 ベンディングチャネルでは、スマートフォンアプリ「Coke ON」の展開によるお客さまへのデジタルプラットフォームの提供や、販売予測、訪問計画シミュレーション、 品揃えの最適化などの営業活動におけるビッグデータ基盤の構築、AI(機械学習)の活用に取り組んでいます。また、自社開発のスマートフォンアプリを新たに導入し、従来ハンディーターミナルで行っていた自動販売機の在庫管理などのオペレーション業務を、スマートフォンでより高速かつ低コストで行うしくみの構築に取り組んできました。 手売りチャネルでは、営業支援システムを活用した顧客情報の管理・分析等の実施や、商談におけるAR技術(拡張現実)や画像認識アプリの活用などデジタル技術の活用に取り組んでいます。※Sales Force Automationの略。営業活動における生産性向上や効率化を目的とした営業支援システム。※2 Security Information and Event Managementの略。さまざまな機器やソフトウェアの動作状況の記録(ログ)を一元的に蓄積・管理し、保安上の脅威となる事象をいち早く検知・分析し、情報漏えいなどの異常を自動検出して管理者にスピーディーに通知するしくみのこと。価値創造への挑戦デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組み24の強化販売・マーケティング■スマホアプリ「Coke ON」の活用■AR活用、SFA※導入販売・マーケティング物流お客さまセキュリティ対策の強化 デジタル化の推進にともない使用頻度・領域が拡大しているITデバイスを潜在的なリスクから守るために、さまざまなリスクを想定したセキュリティ対策を実施しています。ファイヤーウォールによるネットワークの保護に加え、個々のITデバイスを守るEDR※1を追加し、これらから得られるアクセス履歴を基に、SIEM※2によるログの可視化を実施しています。※1 Endpoint Detection and Responseの略。コンピュータシステムのエンドポイントにおいて脅威を継続的に監視して対応する技術のこと。 ICT基盤と業務インフラの整備 全社員にスマートフォンや、WEBカメラを搭載したパソコンを貸与するなど、ICTを活用することで在宅勤務や営業担当者の直行直帰等の柔軟な働き方を可能にしています。また、社内での問い合わせプロセスにおけるAIの活用や、ペーパーレス化および情報の可視化に向けた契約書管理の電子化等に取り組んでおり、業務量削減や省人化につなげています。

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