25人財戦略の基本方針 当社は、「ミッション、ビジョン、バリュー」からなる企業理念の実現に向けた人財戦略に基づき、人財マネジメントと組織力の強化に取り組んでいます。社員一人ひとりがオーナーシップを持ち、自らの成長のために絶え間ない努力をする姿勢を推奨し、そのために活用できるトレーニングや学びの機会を提供すると同時に、それにより養った力をいかんなく発揮し、大きな成果を生み出す社員に報いる報酬制度やリワードのしくみを整備しています。■人財育成プログラムの実施 当社は、全社横断的な育成プログラム(社員の成長、ステップに合ったスキル・知識の習得)や専門的な育成プログラム(各部門での業務遂行に必要なスキル・知識の習得)を実施するなど、テーマにあわせてさまざまなプログラムを展開しています。次世代リーダーやグローバル人財の育成を目指した選抜型プログラムや、社員の階層やキャリアに応じた研修、各部門で人財育成を担う所属長に対するOJTサポート、eラーニングやオンライン英会話等の自己啓発プログラムなどがあり、これらを通じて、学びの機会を提供するとともに、自律的な学びを促進するための制度や環境の整備を実施しています。■成果重視の風土醸成と社員のキャリア形成 当社は、成果を重視する風土の醸成に取り組んでおり、「業績向上」と「人財育成」の両立を図るべく、社員の目標設定において、個人目標を会社業績や企業理念と連動させています。また、会社業績や個人目標の達成度合いと連動した変動報酬枠の設定や、上位階層になるにつれ変動報酬の割合が大きくなるしくみの導入など、大きな成果に大きく報いる制度を整備しています。そのほかにも、職務や役割の明確化とそれらの社内開示に加え、ジョブポスティング制度を導入しています。この制度は、会社が必要とするポストや職種の要件を社内に公開し、社員が自ら手を挙げてチャレンジできるしくみで、社員のチャレンジを後押しし、多様な人財の異動を促すことで、組織の活性化を図っています。TOPICS「HRアワード2021」の企業人事部門で優秀賞を受賞 2021年、日本最大のHRネットワーク「日本の人事部」が主催する「HRアワード2021」の企業人事部門において優秀賞を獲得しました。次世代リーダーの育成を目指す「コカ・コーラ ユニバーシティ ジャパン」の運用や、管理職の360度サーベイを毎年実施し結果に応じて個別に改善策を提案する取り組みなど、当社の人財戦略に基づくさまざまな取り組みが評価されたものと考えています。今後も、事業活動を通じて新たな価値を提供できる人財の育成に取り組んでまいります。次世代リーダーの育成を目指す「コカ・コーラ ユニバーシティ ジャパン」 当社は、コカ・コーラシステムの変革を導く次世代リーダーの育成を目的に「コカ・コーラ ユニバーシティ ジャパン(CCUJ)」を立ち上げ、選抜型の人財育成プログラムを提供しています。CCUJは、部門長級、所属長級、リーダー級の3階層に分かれており、参加者がチームごとに職場で直面している課題の解決を図るといった、実践形式のプログラムも盛り込まれています。また、学習プロセスにおいて、インプットとアウトプットを反復する経験学習サイクルを回す手法を採用することにより、リーダーシップや課題解決力の強化とこれらのスキルの定着を図っています。英語力強化プログラム「GET(Global English Transformation)」 グローバル人財の育成に向け、社員の英語力強化に取り組んでおり、その一環として、若手社員を対象に英語力強化プログラム「GET」を実施しています。このプログラムでは、受講者の英語のレベルに応じて「実践力強化」と「基礎力強化」の2つのコースを提供しており、英語力の強化だけでなく学習習慣の定着を図ることにより、受講者が修了後も継続して英語学習に取り組むためのサポートを行っています。英語力向上の機会の提供により、社員一人ひとりのスキルアップを図るとともに、キャリアの選択肢拡大に貢献しています。人財マネジメントと組織力の強化に向けた取り組み
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