市場シェア減価償却費経常的なコスト削減年間配当金設備投資サスティナブル素材使用率ベンディングの金額シェア成長。手売りチャネルでは適正価格を意識しバランスのとれた戦略を実行設備投資のコントロールにより前年から低減変革を通じ経常的なコスト削減を実現強固なバランスシートにより安定配当を目指す新リース会計基準(IFRS16号)適用によるキャッシュアウトを伴わない設備投資を除く。サスティナブル素材 : 「ボトルtoボトル」によるリサイクルPET素材と植物由来PET素材の合計。投資抑制を継続も市場環境を見極め一般的なPETボトルから100%サスティナブル素材に切り替えた場合、1本当たり約60%のCO₂削減段階的に投資を拡大 この数年、業績面では厳しい期間が続いており、早期の成長軌道への回帰が急務であると考えております。これを実現するために、2022年を「持続可能な成長のための基盤づくりの年」と位置づけ、着実かつ持続的な成長につながる収益基盤の 当社は、株主価値の創出に向け、「成長に向けた投資」および「資本の適切な管理・運用」に取り組んでおります。この考えに基づき、市場シェアの成長基盤を築くための投資の実行、環境変化にアジャイルに対応できるレジリエントなコスト構造の確立、業務プロセスの標準化やDXの推進等による効率化、資本の適切な管理・運用の視点でのバランスシートの改善等の取り組みが重要だと考えております。 成長に向けては、これまで取り組んできたコアの飲料ビジネスへの経営資源の集中に加え、コロナ禍において抑制してきた成長投資を段階的に戻していきたい考えです。2022年の設備投資は、前年から70億円増額の460億円を予定しており、中長期の成長につながる変革の主要施策への投資を継続するとともに、市場環境を見極めながら自動販売機等への投資を段階的に増やす機会を模索してまいります。また、当社は、変革の過程で出てくる遊休資産の売却、コーポレートガバナンス・コードに沿った政策保有株式の段階的な売却などにも取り組んできました。構築や、さらなる変革を通じた低コストオペレーションの実現に注力してまいります。また、現在、ウィズコロナ・ポストコロナの環境下で中長期にわたって持続的な成長を実現すべく、新たな中期経営計画の策定を進めております。2022年においても、「資本の適切な管理・運用に注力する」という考えのもと、強固な財務体質の維持に努めるとともに、適切なキャッシュフローを確保し、ROIを意識した設備投資の実行や安定配当の継続など、優先順位をつけた資本配分を行ってまいります。配当につきましては、安定配当を維持することを基本とするものの、将来的には成長にあわせて株主価値を向上させていきたい考えです。株主還元の増加につながるあらゆる施策について、検討を行ってまいります。2022年の配当予想につきましては、2021年と同額の1株当たり50円を予定しております。 当社は、2017年の経営統合以降、安定した配当の支払い、自己株式の取得、社債の発行などの資本政策を実行するとともに、株主価値の向上を目指しバランスシートの最適化に取り組んでまいりました。2022年も厳しい事業環境が続くことが見込まれますが、変革をさらに推し進め、アジャイルでレジリエントなビジネスの基盤を強化するとともに、収益性改善に向けた努力を継続し、企業価値の向上に取り組んでまいります。0707CFOメッセージ〈2022年目標指標〉株主価値向上に向けた財務戦略470億円50億円50円/株460億円50%
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