■健全なシェア基盤を活用した 需要の取り込み■変革で構築した基盤による 低コストオペレーションの実現■シェアを「守る」活動■迅速な経営判断による環境変化への対応■レジリエントな事業基盤の構築■収益基盤の強化:大型PETの価格改定 実施、さらなる可能性の検討■レガシーボトラーの統合 当社は、2017年の経営統合以降、アセプティック(無菌充填)製品の需要急増等の市場環境の急激な変化や西日本豪雨の被災による工場稼働停止、新型コロナウイルスの影響など厳しい事業環境のなか、ビジネスを推進してきました。特に、2020年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降は、迅速な経営判断により環境の急激な変化に対応しながら、ビジネスを「守る」ことを最優先に事業活動を行ってきました。また、コントロール可能な分野に注力し、営業分野やサプライチェーン分野を中心に、将来の成長に資する変革の主要施策を推し進めてきました。加えて、収益基盤の構築に向けた、価格改定等の施策も実行してきました。 2022年以降は、ビジネスを「守る」ことから「成長させる」ことに軸足をシフトしてまいります。「株主価値の創出」「成長」「サスティナビリティー」を重要な領域と位置づけ、持続的な成長を果たすための道筋を示してまいります。市場環境の急激な変化マネジメントが語る価値創造ストーリーCFOメッセージ / 中長期の持続的な成長に向けてニューノーマル0808利益成長と資本の適切な管理による株主還元の充実健全なシェア成長による強固な利益基盤の構築持続的成長に向けCSV施策に注力する2017年〜2019年統合350億円の削減達成とさらなる削減余地検討2020年〜2022年厳しい事業環境においても変革を推進資本の適切な管理・運用長期的に設備投資をコントロール変革とコスト効率化コロナ禍 / 原材料高騰影響2023年以降持続可能な成長売上と利益成長価格戦略と収益性株主価値の創出成長サスティナビリティー大型PETボトル製品の価格改定を実施 2022年5月1日出荷分より、大型PETボトル製品(一部製品を除く)の出荷価格の改定を実施しました。現在、原材料・資材価格の世界的な高騰や物流費の上昇などを背景にコストが大幅に増加しており、この傾向の継続について注視が必要な状況です。当社は製造・オペレーションの効率化等に最大限努めておりますが、さらなるコスト上昇への対応が求められており、また、将来にわたって持続的な成長を果たすためには、収益基盤の改善が急務となっています。このような状況を受け、6月には、10月1日出荷分より小型パッケージ製品等のメーカー希望小売価格を改定することを公表いたしました。 当社は、今後もみなさまのニーズにお応えしていくため、高い品質基準を維持し安全安心な製品とサービスを提供し続けるよう努めてまいります。中長期の持続的な成長に向けて
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